シャンプー前のブラッシングは、ほとんどの人には必要ない理由

『シャンプー前にはブラッシングをしましょう!』

こんな内容を一度は目にしたことがあるはず。

でもシャンプー前にブラッシングをする必要は本当にあるのでしょうか?

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結論から言うとほとんどの方には必要ないと思います。
(正確に言うと必要な方もいるにはいるのですが、9割の方には必要がないということです)

『そんなばかな!シャンプー前のブラッシングが必要なんて常識だろ!』

そう思った方はぜひ最後まで読んでから判断してください。

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シャンプー前のブラッシングを推奨している理由

シャンプー前のブラッシングを推奨している主な理由は以下の3つ。

  • 汚れやほこりを落とす、浮かす
  • 頭皮のマッサージ効果
  • 髪のもつれ、絡まりをとく

これらを順に説明して行きます。

汚れやほこりを落とす為

日常生活程度の汚れやほこりでは、ブラッシングする必要性を感じません。

なぜならお湯洗いで汚れの80%は落ちるからです。お湯で落ちる汚れをわざわざ事前にブラシで落とす必要が果たしてあるのでしょうか?

それにシャンプー前の汚れた髪をブラッシングをすることで、当然ブラシも汚れる為に、ブラシ自体を掃除する手間も増えます。またブラシをかけることにより落ちた抜け毛の処理の手間も増えます。

それならブラッシングせずに風呂で洗って、抜け毛も排水溝でまとめて回収したほうが楽だと思いませんか?

ただし汚れも種類によります。

頭が枯れ葉や砂などゴミまみれになった場合は、ブラッシングが必要です。

例えば部活動で汗をかいた上に髪が砂まみれ、海水浴に行って髪が砂まみれ、公園で派手に転んで頭が落ち葉、砂まみれ等々。

こういった汚れは髪に絡みつき、シャワーでは落としにくいのでブラシを使ったほうが効果的です。特に砂は洗髪の際に頭皮を傷つける恐れがあるので、ある程度ブラッシングをしたほうがいいでしょう。

またフケの出る方などは、毛にフケが輪投げの輪のように絡んでいることがあり、こちらもシャワーなどでは落としにくいので、ブラッシングで搔き出す必要があります。

汚れを落とす為のブラッシングは昭和の名残説

そもそも汚れを落とす為のブラッシングというのは、あまり洗髪しないような時代に推奨されていたことだと思うんですよね。

年代順に花王のシャンプーの広告をみてみましょう。

昭和7年(1932年)の広告

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出典昭和からの贈り物

せめて月2回は!髪を洗ってください。汚れた髪は衛生に悪いばかりではなく、他迷惑でございます。

オブラートにつつんだ言い回しですが、要は『臭いから洗え!』ってことですね。この女性は洗面器で洗っていますが、この頃はあまり風呂に入る習慣もなかったのでしょうか。

昭和10年(1935年)の広告

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出典 昭和モダン好き

たった3年で1週間に1度になってます。3年で何があったのでしょうか・・・。

昭和25年(1950年)の広告

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出典 どこまでも空・昭和新聞広告部

それから15年後は、夏の髪洗いは5日に1度に。じゃあ冬は?

昭和40年(1965年)の広告

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出典昔の広告 日用品広告

それから15年後も変わらず、5日に1度。ただし、季節は問わなくなってますね。

1976年(昭和51年)の広告

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出典シャンプーマニア シャンプー日記

それから11年後は、毎日シャンプーしてもいいことに!

『しましょう』ではなく『したっていい』という所がポイント。逆に言えばしなくてもいい。

昭和52年(1977年)の洗髪頻度

実際の洗髪頻度はどうだったのでしょうか?

広告ではなく、昭和52年のインタビュー記事をみてみましょう。

結婚と愛を見つける雑誌ai(アイ)1977年6月号

出典 ときには少女のように 昭和50年代の洗髪事情

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『みっともないから週3回と書いといてくださいよ』と言っているのにそれをそっくりそのまま掲載するとは・・・。

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ブラッシングやシャンプーに気を使っているという発言に対し、『そうかしら?』って・・・ちょっとひどくない?

週3、4回でマメということは、この頃は3日に一回くらいの洗髪頻度が普通の感覚だったのかも・・・。おそらく毎日シャンプーするのが当たり前になったのは、80年代後半くらいの朝シャンブームからでしょうか。

シャンプーの頻度の推移に関しては、都市部の家風呂の普及率、シャワーの登場、シャンプーの品質の向上、リンスの登場、ライフスタイルや意識の変化、整髪料の多様化、花王のマーケティングなど色々な要素が絡み合った結果かもしれませんが、結局の所

『需要があったから』

だと個人的には思います。

ちょっと話しがそれましたが、要するに今ではほとんどの方が毎日シャンプーしているので、わざわざブラシをつかって汚れを落とす必要はないということです。

頭皮のマッサージ効果の為

シャンプーで頭皮を洗う際に、それ以上のマッサージ効果が得られるので必要性を感じません。

ブラシ特有の刺激が単純に気持ちいいってんなら別ですけど・・・

でもそれなら別に頭を洗う前じゃなくてもいいですよね。

髪のもつれ、絡まりをとく為

私が思うに、シャンプー前にブラッシングするまともな理由はこれだけです。

シャンプー前に、髪の絡まりを防ぐ目的で行うブラッシングは必要だと思います。

ただそんなに絡んでいなければ手櫛で十分だと思うんですよね。手櫛で引っかかる場合にはもちろん使ったほうがいいですけど。

とかす際のポイントとしては、いきなり根本からとかすのではなく、まずは毛先からといて徐々に根本へ移行するようにしてください。

そもそも髪のプロはシャンプー前にブラッシングしているのか?

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美容師や理容師は、シャンプー前にブラッシングしているのでしょうか?

気になる人は直接聞いてみてください。でもおそらくしていない方の方が多いと思いますよ。理屈でも感覚でも経験上でもあまり意味が無いということが分かっていると思うので。

それにそもそも理美容室ではシャンプー前に、全てのお客さんにブラッシングしているわけではないですから。(ひょっとしたらしている店も存在するかもしれませんが・・・)

私自身の経験でいうと、一部を除いて必要がないのでほとんどしていませんでした。

その一部というのは髪(主に毛先)が引っかかる方です。髪が絡まっているとシャンプーをする際に支障をきたすのでそういう方は髪をといていました。

またこれは少々極端な例ですが、以前私が働いていたサロンで3週間に一度くらいの頻度でシャンプー・ブローをしに来ていたロングヘアーの女性がいましたが、その方にはシャンプー前に必ずブラッシングをしていました。

もちろん汚れを落とす為でも、頭皮のマッサージの為でもありません。

手櫛が通らないくらい髪が絡まっていたからです。

皮脂等で固まっていたといった方が近いかもしれません。

私が担当したことはなかったのですが、ブラッシングはかなり時間をかけてやっていましたね。と、いうか、かけざるを得なかったようで・・・。

ついでに洗っている所をちょろっと覗いたことがあるのですが、お湯も黒く濁っていて『3週間でこんなに頭ってよごれるんだなぁ』とぼんやり思いました。ちなみにその際に使用したブラシはかなり汚れてしまうため、毎回洗ってました。

本当にシャンプー前のブラッシングが必要な人

  • フケが出る方
  • 頭が砂やゴミまみれの方
  • 髪が絡まっている方
  • 毎日頭を洗わない方(少なくとも4日以上)

このような方はシャンプー前にブラッシングが必要です。

しかしこれらにあてはまらない方は、シャンプー前のブラッシングは正直必要ないと思います。

ただし、あくまで『シャンプー前のブラッシングは必要ない』といっているだけでなので、ドライヤーで乾かした後や、朝寝癖を直す為など、髪の絡まりをとく、防ぐという目的で一日一度くらいはブラッシングはしたほうがいいと思います。

ブラシに関しては、基本的に好きなものを使えばいいと思います。櫛(コーム)でも可。

もし持ってない場合は、髪の長い方には定番のデンマンがおすすめ。カラーも豊富で、クッション性もあり、ブローもしやすいです。

髪の短い方は、セットにもつかえるのでスケルトンブラシがいいと思いますよ。

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