スケートボードやスノーボード用におすすめのインソール【FOOTPRINT INSOLE】の紹介です。
スケボーにおけるインソールの重要性について
アメリカの大学がフィギュアスケートにおける選手のジャンプ着地時の衝撃を研究したところ、体重の5〜8倍もの衝撃がかかるという結果が出たようです。
これは仮に体重が60kgだった場合、1度のジャンプで300〜480kgもの負荷が足腰にかかるということになります。
普段あまり意識しないと思いますが、数値を見るととんでもない衝撃ですよね。
大会を控える選手達は、練習で1日50回~60回のジャンプをこなすそうです。動画にでてくる選手の「若いうちから、自分がものすごく年寄りに感じる」というコメントが、その辛さ、身体の疲労、摩耗をわかりやすく表しているではないでしょうか。
硬い氷の上で競技するフィギュアスケートと同様に、アスファルトやコンクリートで滑るスケーターも人ごとではないですよね。
ジャンプの回数だけでいうなら、おそらくスケーターの方が多いはずですから。
FOOTPRINT INSOLEの特徴について
米軍やNASAでも採用されている特殊な素材で出来ており、なんと衝撃を90〜95%もカットするというから驚きです。
性能については口で語るよりも、動画を見てもらった方がわかりやすいでしょう。
なおFPインソールは、足の裏の痛みなどを緩和する目的ではなく、膝や腰など関節の衝撃を和らげる用途のインソールとなります。
FPインソールの選び方について
FPインソールのラインナップは、大きく分けて4種類。
以前私がネットで調べた時のことですが、甲高、甲低、幅広、幅狭、バルカナイズドソール、カップソール向き等、サイトにより書いてあることがてんでバラバラで、いったいどれを選んだら良いのかがさっぱり分かりませんでした。
なもんで、アメリカ本国の公式サイトを確認!
どうやらそういったものは副次的なものらしく、自分に合うモデルを決めるポイントは、土踏まずのアーチの高さのようです。
出典http://www.fpinsoles.com/every-foot-is-different/buying-guide/
● アーチの高い方は、着地時でも土踏まず部分が地面に着かないためそれに適したモデル。
● 逆に土踏まずのない方、アーチの低い方は、着地時に土踏まずを含めた足裏全体に衝撃がかかるためそれに適したモデル。
・・・とのこと。
そもそも欧米では、土踏まずのアーチは着地時の衝撃を吸収・緩和・分散してくれるものという考え方らしく、【アーチの高い足=故障の少ない丈夫な足】という認識らしいです。
そう考えると、日本人は7割以上が偏平足と言われているので、足の弱い日本人には特に適したインソールといえるかもしれませんね。
ローアーチ・フラットフット向きモデルは?
土踏まずのアーチが低い方や、いわゆる扁平足の方は、土踏まずの部分もカバーしたモデルが適しています。
ミッドアーチ向きのモデルは?
普通の土踏まずの方は、どれでもOK。
ハイアーチ向きのモデルは?
土踏まずのアーチが高い方は、土踏まず部分の無いモデル。
FPインソールラインナップ【全4種】
ちなみにFPインソールは、日本に入ってくる数自体が少ないので、自分のサイズのものを見つけたら早めに購入した方が良いです。
追記:最近は割と入ってくるようになりました。が、イラストの選択肢は相変わらず少ないです。
① スタンダード(無印)
タイプ | 土踏まず無し・完全フラットタイプ |
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厚さ | 3mm・ 5mm ・ 7mm |
サイズ | 1cmごと or S・M・L |
土踏まずの部分が無く、ソール自体も完全なフラットタイプです。
こちらは土踏まずのある方向けのスタンダードモデルといった感じですね。
サイズは、1cm刻みのハーフサイズ無し。縫い目の外側部分まではカットしても大丈夫なので、ハーフサイズではない方はカットして使用する感じです。
例えばあなたの足のサイズが26cmの場合、USサイズの8と8.5が兼用なので5mmほどカットする必要があります。
縫い目の外側であれば、カットOK。
このモデルは、厚みが3パターンあります。
3mmタイプ
5mmタイプ
7mmタイプ(HI PROFILE)
② ELITE エリート
タイプ | 土踏まず無し or 有り |
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厚さ | high 約5mm〜10mm mid 約5mm〜7mm low 約3mm〜5mm |
サイズ | 3サイズ |
エリートモデルが新しくなり、1種類 → 3種類に増えました!
● 土踏まず有りモデルが、『LOW』と『MID』← NEW。
● 土踏まず無しモデルが、『HIGH』。
つま先の方からかかとに向かって厚みが増すタイプのインソールとなります。なおHIGHモデルのみ、かかとのふちの部分が丸みを帯びた立体的な形状になっています。
VansやAdidasなどのスケシューはかかとの部分が高いインソールになっているので、そういったシューズを使用している方に向いているモデルだと思います(特にHIGHモデル)。
こちらは基本的にはハサミで自分の足のサイズにカットするモデルとなります。
S(22〜25.5cm)、M(23〜28.5cm)、L(27〜32cm)の3サイズ。
ただし、日本に入ってくるものは、ほぼ23.5〜28.5cmのサイズがほとんどです。
こちらは衝撃吸収性や耐久性がより高いモデルとなります。
● HIGH(5mm〜10mm)
● MID(5mm〜7mm)
● LOW(3mm〜5mm)
③ ORHTHOTICS オーソティックス
タイプ | 土踏まず有り |
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厚さ | 約 4〜8mm |
サイズ | 1cmごと |
土踏まず部分がやや立体的であり、かつ、かかとの部分もやや丸みを帯びた形状となっているモデル。
こちらは扁平足タイプの方向けのスタンダードモデルといった感じですね。
④ GAMECHANGERS ゲームチェンジャーズ
タイプ | 土踏まず有り・形成タイプ |
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厚さ | 約4〜8mm |
サイズ | 1cmごと |
形状は、オーソティックスと同様ですが、こちらのモデルは自分の足の形に合うようカスタマイズできるモデルとなります。
オーブンなどで225F(110℃)で8〜10分加熱することで膨張し、その後、履くことで自分の足型に形成することができます。
なおオーブンを使わなくても足の体温である程度型がつくようなのですが、動画を見る限り温度が低いと膨張しないようなので、できればオーブンを使用した方がよさそうです。
実際にFOOTPRINT INSOLEを使ってみた感想
一度のジャンプで明らかに衝撃の違いが分かる!!!・・・という感じはなかったのですが、ジャンプの回数を重ねるにつれはっきりと効果が感じられます。
私の場合、普段なら1時間で膝が微妙な感じでだるくなるのですが、フットプリントインソールを使用した場合、2時間以上平気でした。
もともと使用していたvans proのインソール(ULTRACUSH)も厚めで衝撃吸収には定評のあるものなのですが、それ以上に優秀だと思います。感覚としてはULTRACUSHよりも2.5倍くらいショックを和らげてくれる感じですね。
あと連日滑ると3日目の朝には必ず膝が痛くなっていたのですが、それもなくなりました。
そういったことを踏まえると、触れ込みの通り、ショック吸収に関しては、かなり優秀なインソールだと思います。
あとこういった衝撃を和らげるインソールは、ものによっては板を弾く力を吸収してしまい感覚が変わったりするものもあるようなのですが、このインソールでのフィーリングは特に変わりませんでした。
終わりに
足裏のボードフィーリングを多少犠牲にしてもショックを和らげたいという方なら、ミッドソールにエアバックが搭載されているようなスケシューを使うという選択肢もありだと思います。
しかし足裏のボードフィーリングを損なわずショックを和らげたいという方にはフットプリントインソールがオススメです。
気合いや根性で乗り切るのも手ですが、テクノロジーの進化によって受けられる恩恵は享受しましょう・・・と、いうのも一度すり減ってしまった軟骨は2度と再生しないからです。
膝や腰など関節の痛みに悩まされている方や、出来るだけ長くスケートを続けたいという方はもちろん、全てのスケーターに使ってほしいインソールです。
あなたも一度フットプリントインソールを試してみてはいかがでしょうか。